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岡山市でスレート屋根を横暖ルーフにリフォーム|快適なカバー工法

岡山リフォームBlog 屋根リフォーム施工事例 No3 横暖ルーフαSカバー工法
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  • 築30年のカラーベスト屋根を「横暖ルーフαS」でカバーリフォーム
  • 断熱材一体型の金属屋根で遮熱・遮音性もアップ
  • 岡山市南区K様邸/カラー:KブラックS
  • 屋根本体約5日+足場など含む全体工期10〜12日
  • 既存屋根を撤去せず、静かでスピーディーな施工を実現

築30年を迎えた岡山市南区のK様邸では、カラーベスト屋根の色あせやひび割れが進行し、そろそろ本格的なリフォームを検討されていました。
「地震のことも考えて、屋根の負担を軽くしたい」「夏の暑さを少しでもやわらげたい」というご要望から選ばれたのが、ニチハの金属屋根材『横暖ルーフαS』です。

横暖ルーフは、塗装ガルバリウム鋼板と断熱材を一体化した高性能屋根材で、遮熱性・断熱性・遮音性のバランスに優れています。
今回は既存の屋根を撤去せずに新しい屋根を重ねるカバー工法を採用。屋根全体の重量増を最小限に抑えつつ、見た目も新築のように美しく生まれ変わりました。

屋根本体の施工は約5日間、足場の設置や撤去を含めた全体工期はおよそ10〜12日。
この記事では、K様邸の施工前後の変化横暖ルーフの特長、そしてプロが解説するメリットと注意点をわかりやすくご紹介します。

スレート屋根の劣化とリフォームのきっかけ

築30年を迎えた岡山市南区のK様邸では、スレート屋根(カラーベスト)の表面に色あせ・ひび割れ・苔の発生が見られるなど、経年劣化が進んでいました。
岡山市のような温暖で湿気の多い地域では、スレート屋根は10〜15年を過ぎると防水性能が低下しやすく、雨水の浸み込みや下地の劣化が起こりやすくなります。

現地調査の結果、K様邸でも釘の浮きや軽度の反りが確認され、強風や台風時に屋根材がめくれるリスクがありました。
表面的な補修や再塗装でも一時的な改善は可能ですが、耐用年数や防水性を考慮すると、新しい金属屋根を重ねる「カバー工法」が最も現実的な選択肢でした。

私たちは、長期的なメンテナンスコストや耐久性を踏まえ、横暖ルーフαS(ニチハ株式会社)をご提案。
塗装ガルバリウム鋼板と断熱材を一体化した構造により、遮熱・断熱・遮音の3拍子を兼ね備えた屋根材です。

「デザイン性を損なわず、これから先も安心できる屋根にしたい」とのご希望から、落ち着いたKブラックSカラーを採用。
外観の印象を引き締めつつ、快適で長持ちする屋根リフォーム(カバー工事)が実現しました。

横暖ルーフとは?特徴と6つの優れた性能と保証

横暖ルーフαS
横暖ルーフαS

横暖ルーフαSは、高耐食GLめっき鋼板(t=0.35mm)+硬質ウレタンフォーム(最大厚17mm)を一体成形した軽量金属屋根です。1枚0.770㎡・約3.8kg(≒約5kg/㎡級)。重ね葺き(カバー工法)に適した設計と、住み心地に直結する総合性能が評価されています。

横暖ルーフαS カラーバリエーション
横暖ルーフαS カラーバリエーション

① 耐震性能(軽量による負担低減)「屋根の軽さ」は耐震の基本

  • 仕組み:屋根総重量が小さいほど、建物の重心が下がり、地震時の慣性力(揺れ)が抑えやすくなります。横暖ルーフは約5kg/㎡級で、瓦>スレート>金属の中で最も軽量級。
  • 体感メリット:上階の揺れ方や“長く振られる感じ”の軽減に寄与。既存屋根の上に重ねても総重量の増加が小さく、構造負担を抑えやすい。
  • 設計・施工上の注意:既存野地の健全性確認(腐朽・たわみ・留め付け強度)。下地補強や釘・ビスの再固定を伴う点検が有効。構造的に不安がある場合は撤去葺き替えも選択肢。
横暖ルーフαS 耐震性能
横暖ルーフαS 耐震性能

② 遮音性能(雨音・衝撃音の低減)断熱一体構造が“響き”を抑える

  • 仕組み断熱材一体パネルが金属板の固有振動を抑え、雨粒衝突時のエネルギーを吸収・分散。
  • 体感メリット:従来の“トタン”の印象とは異なり、雨の日の室内音環境が穏やか。寝室直下の天井などで差が出やすい。
  • 設計・施工上の注意野地面の空間共鳴を避けるため、ルーフィングの張り方や通気層設計を適切に。トップライトや換気棟の開口部は防音・防水の納まりに気を配る。
横暖ルーフαS 遮音性能
横暖ルーフαS 遮音性能

③ 断熱性能(熱貫流の抑制)硬質ウレタンが熱の“伝わり”を遮る

  • 仕組み:屋根表面から伝わる熱の**伝導(伝わり)**を、硬質ウレタンフォーム断熱材がブロック。冬は室内の熱を逃がしにくく、夏は外の熱が入りにくい。
  • 体感メリット天井付近の温度ムラが小さくなり、冷暖房の効きが安定。2階ホールや吹き抜けで顕著。
  • 設計・施工上の注意断熱=防露(結露対策)とセット。野地・小屋裏の通気計画(換気棟+軒先換気など)で湿気を逃がす。既存断熱との総合断熱計画を意識。
横暖ルーフαS 断熱性能
横暖ルーフαS 断熱性能

④ 遮熱性能(日射反射で温度上昇を抑制)屋根表面で“入れない”工夫

  • 仕組み遮熱機能付きの塗装高耐食GLめっき鋼板が、日射(赤外線)の反射率を高め、屋根表面の温度上昇を抑える
  • 体感メリット:小屋裏や2階天井面の熱だまりを抑制。夏季の冷房効率に好影響。
  • 設計・施工上の注意:色により日射反射特性は異なる(一般論として濃色は蓄熱しやすい)。濃色を選ぶ場合は通気層+換気計画を強化し、総合で“快適”を設計。
横暖ルーフαS 遮熱性能
横暖ルーフαS 遮熱性能

⑤ 防火性能(飛び火性能に適合)延焼リスクに備える基本性能

  • 仕組み飛び火性能:DR-1892(1)に適合(ルーフィング仕様に基づく)。屋根面への火の粉飛来時の延焼リスクを抑える構成。
  • 体感メリット密集地・準防火地域などでも採用しやすい安心感。
  • 設計・施工上の注意:防火は屋根だけで完結しない。軒天・外壁との取り合い納まりや、開口部周りの防火部材の整合が重要。※耐火“何分”の時間断定は公式未掲載のため記載しません。
横暖ルーフαS 防火性能
横暖ルーフαS 防火性能

⑥ 防水性能(雨仕舞いの多層設計)一次防水+二次防水で“止める”

  • 仕組み改質アスファルトルーフィング(下葺き)で二次防水を確保し、その上に横暖ルーフ本体を重ね代・役物納まりで一次防水。勾配2.5寸以上などの条件順守で雨仕舞いを担保。
  • 体感メリット台風・豪雨時の浸入リスクを低減。棟・谷・屋根端部の安心感が高い。
  • 設計・施工上の注意:谷・棟・ケラバ・雨押えは立ち上げ高さ・シーリング位置を標準施工法どおりに。ビスキャップや端部処理のチェックで長期耐久性に差が出る。
横暖ルーフαS 防水性能
横暖ルーフαS 防水性能

横暖ルーフαSの保証

保証項目期間(目安)対象範囲/条件備考
塗膜のひび・割れ・剥がれ15年製品本体の塗膜不具合(登録・申請済み物件)施工基準順守が前提(勾配2.5寸以上、納まり・ビスピッチ等)
赤錆20年本体の赤錆発生切断端面・付属部材は原則対象外
穴あき(腐食貫通)25年塗膜劣化に起因する本体の穴あき上記同様
変色・褪色(外観)(αSは対象外)20年の変色・褪色保証は**プレミアム(フッ素系)**のみ
保証名義元請(施工会社)申請・登録が必要施主には「ご愛用のしおり」等で引渡し説明
施工条件勾配2.5寸以上、雨仕舞い基準順守施工資料・標準施工編に準拠飛び火性能:DR-1892(1)(アスファルトルーフィング)
免責例海岸500m未満の塩害地域、離島等保証規程の地域・環境条件に従う厳しい腐食環境は対象外になる場合あり
維持管理2〜5年ごとの点検・清掃推奨メンテナンス案内に準拠点検不履行は保証判断に影響しうる

※「海岸500m未満等の塩害地域は免責」
※「施工基準順守(勾配2.5寸以上)」


参考・一次情報


要点まとめ

  • 耐震:軽量=地震時の慣性力低減/カバーでも総重量を抑えやすい
  • 遮音:断熱一体構造で金属の“響き”を抑え、雨音を軽減
  • 断熱:最大17mmのウレタンで熱伝達を遮り、室温の安定に寄与
  • 遮熱:遮熱鋼板で日射反射→屋根表面の温度上昇を抑える
  • 防火:飛び火性能DR-1892(1)適合で延焼リスクに備える
  • 防水:下葺き+本体の二層防水と正しい納まり/勾配2.5寸以上が前提
  • 保証:塗膜15年、赤錆20年、穴あき25年
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施工の流れと現場での工夫

今回の横暖ルーフαSによる屋根リフォームは、既存屋根を撤去せずに施工できる「カバー工法(重ね葺き)」です。
岡山市南区K様邸では、既存スレートの防水性・下地強度を生かしながら、新しい金属屋根を重ねる方法を採用しました。
ここでは、実際の施工工程と、職人が現場で工夫したポイントを紹介します。

足場設置と安全対策

まずは屋根全体を囲うクサビ式足場の設置からスタートします。
作業の安全を確保するだけでなく、飛散防止ネットを取り付けて近隣住宅への配慮も徹底しました。
岡山市の住宅地では隣棟間隔が狭いケースも多いため、材料の搬入経路や作業動線を事前に計画
また、工事前には近隣へのご挨拶回りと工程説明を行い、安心して見守っていただける環境づくりを心がけました。

既存屋根の点検と下地処理

既存スレート屋根の浮き・割れ・棟板金の釘浮きを細かく点検。
釘やビスが緩んでいる箇所はビスで再固定し、野地板の傷みがないかも確認します。
この工程を怠ると、後々の金属屋根の固定精度や防水性に影響するため、下地補強はリフォーム品質を左右する重要工程です。
さらに、屋根の上にたまった汚れや苔を高圧洗浄で除去し、防水シート(改質アスファルトルーフィング)を新たに全面施工。
これが
二次防水層
となり、雨水の侵入を防ぐ土台になります。

横暖ルーフ本体の施工

下地が整ったら、いよいよ横暖ルーフ本体の施工です。
屋根の勾配(2.5寸以上)に合わせて、軒先から棟方向へ横方向にパネルを張り重ねていくのが基本工程。
1枚あたり0.77㎡と軽量なため、施工時の負担が少なく、作業効率も良好です。

  • 重ね代の施工精度:1枚ごとのジョイントを正確に合わせ、強風時に浮き上がらないよう丁寧にビス止め。
  • ビスキャップ処理:雨仕舞い性を高めるため、ビス頭をキャップで保護。
  • 棟板金の納まり:下地に木材(貫板)を設置し、ステンレスビスで固定。シーリングも二重処理で防水性を強化。

このように、金属屋根特有の“重ね合わせ精度”が仕上がりを左右します。
現場では、職人が**「1枚1枚の通りとライン出し」**に最も時間をかけました。

役物(やくもの)・雨仕舞い処理

屋根の端部や谷部、壁際、棟などは「役物(板金部材)」で納めます。
特に雨水が集中しやすい谷部は、谷板金+防水テープの二重処理を採用。
壁際の雨押え板金は、外壁との取り合い部分にシーリングを打設し、雨の侵入を防ぎます。
これらの納まりが見た目の美しさと耐久性を両立させるポイントです。

工期と施工管理

横暖ルーフ本体の施工期間はおよそ5日間
ただし、足場設置・養生・役物加工・最終点検などの付帯工事を含めると全体で10〜12日間ほど要します。
工期中は毎朝のミーティングで進捗・安全確認・天候判断を共有し、作業の品質を一定に保ちました。
雨天時は無理に施工せず、防水層が乾いた状態で次工程へ進むなど、現場判断を徹底しています。

最終チェックと清掃

屋根の全体ライン・棟・ケラバ・谷部の納まりを最終確認し、ビスの締め付けトルク・シーリングの仕上がりを再点検。
最後に屋根表面や足場上の清掃・金属くず除去を行い、すべての工程が完了します。
岡山市南区K様邸では、工事後の検査でも棟部の浮き・雨仕舞いの漏れ・塗膜キズなどは一切なし
仕上がり・防水・断熱すべてにおいて良好な施工結果となりました。

現場での工夫まとめ

  • 近隣配慮:作業時間・騒音・粉塵対策を徹底。
  • 安全第一:足場の転落防止措置+ヘルメット常時着用。
  • 美観重視:ライン出しと役物処理に時間をかけ、仕上がりを均一に。
  • 品質管理:施工チェックリストを毎日記録し、完了報告書に添付。

以上のように、足場の設置から仕上げの点検まで、すべての工程を丁寧に進めていきました。
職人一人ひとりが安全と品質を意識し、細部まで手を抜かず施工を行ったことで、
横暖ルーフαSの性能を最大限に引き出す仕上がりを実現できました。

ここからは、実際に完成した屋根の様子と、
リフォームを終えた岡山市南区K様の率直なご感想をご紹介します。

施工事例|横暖ルーフのビフォーアフターとお客様の声

岡山市南区K様邸の横暖ルーフαS(KブラックS)施工事例です。
まずはビフォーアフターをご覧ください。施工前はスレート屋根の色あせ・苔・釘浮きが見られ、屋根面の陰影が不均一でした。施工後はフラットな金属ラインが通り、マットな黒が外壁と調和。新築時のような引き締まった外観へと生まれ変わりました。

ビフォー(施工前の状態)

  • スレート特有の塗膜劣化により、北面を中心に苔・汚れの付着が進行
  • 部分的な反り・釘浮きで強風時の不安あり
  • 見た目の古さが全体印象を下げ、再塗装では根本解決が難しい段階

アフター(施工後の仕上がり)

  • 横暖ルーフαSのフラット形状で水平ラインが均一
  • 棟・ケラバ・谷の役物がきれいに納まり、雨仕舞いの安心感が向上
  • KブラックSの落ち着いたマット質感で、外観がモダンに統一

ビフォー・アフター(施工前後)

岡山リフォームBlog 屋根施工事例No3 東面
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岡山リフォームBlog 屋根施工事例No3 西面
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お客様の声

ビフォーアフターを見ると、想像以上に印象が変わりました。
雨の日でも前より静かになり、夜も安心して過ごせています。
職人さんの挨拶や説明が丁寧で、**工期(屋根本体約5日/全体10〜12日)**も予定どおり。お願いして良かったです。」

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横暖ルーフαSのメリットと注意点

横暖ルーフαSは、軽量(金属)×断熱材一体×カバー工法適性という三拍子がそろった“リフォーム向けの定番屋根材”。
ここでは、実務の目線で**選ぶ価値(メリット)注意しておきたい論点(デメリット/留意点)**を整理します。

メリット(選ぶ価値)

① 軽量=耐震有利
約5kg/㎡級の軽量屋根。既存スレートの上に重ねても総重量を抑えやすく、重心低下に寄与。地震時の負担を軽減できます。

② 遮熱+断熱で“夏涼しく冬あたたかい”
遮熱機能付きの高耐食GLめっき鋼板 × 最大17mmの硬質ウレタン
日射の“入り口”で反射し、伝わる熱は断熱層でブロック。体感温度の安定空調効率の改善が狙えます。

③ 静か=雨音がやわらぐ
断熱一体パネルが金属板の振動を抑え、雨音・衝撃音の体感を低減。寝室直下でも落ち着いた音環境になりやすい。

④ 高い雨仕舞いと施工安定性
ルーフィング(二次防水)+本体の重ね代・役物納まり(一次防水)の多層設計。
メーカー基準に沿えば再現性の高い防水性能
が得られ、リフォーム現場での安定度が高い。

⑤ メンテナンス周期が長い
表面は高耐候ポリエステル塗装。再塗装のサイクルが延び、長期コストを抑えやすい
色はKブラックSなどのマット系で美観の持続も期待できます。


注意点・デメリット(選ぶ前に知るべきこと)

① 結露対策は“必須”
金属屋根は温度差で結露が生じやすい材料。
換気棟+軒先換気/通気層の確保/防湿の取り合いなど、防露設計をセットで行うことが長寿命のカギ。

② 屋根形状が複雑だとコスト上振れ
入母屋・谷が多い・ドーマーあり等は役物加工が増え、手間が嵩む
現地採寸と納まり図で見積り精度を上げ、想定外の費用を抑える。

③ 濃色は熱吸収・汚れ目立ちに配慮
ブラック系は締まった印象の一方、夏場の蓄熱・雨筋の視認性に注意。
通気計画を強める/定期清掃のしやすさを確認して選ぶと満足度が高い。

④ 施工品質が性能を決める
優れた材料でも、ルーフィングの重ね幅・ビスピッチ・棟板金固定・シーリング位置が基準外だと性能は発揮されません。
メーカー基準に忠実な会社・職人を選ぶことが最重要。


実務での“失敗しない”チェックリスト

  • 通気・換気:換気棟の採用可否/軒先〜棟の通気経路が連続しているか
  • 下地健全性:野地板の腐朽・たわみ・既存釘浮きの補修計画があるか
  • 勾配条件最低2.5寸以上を満たすか(メーカー施工条件)
  • 雨仕舞い:谷・壁際・立ち上げの役物納まり図が確認できるか
  • 工期説明屋根本体約5日+付帯含む全体10〜12日と透明に案内できているか

岡山(温暖湿潤・日射強め)での相性

  • 夏の直射・湿気・台風という地域特性に対し、遮熱+断熱+多層防水の組み合わせが理にかなう。
  • 暑さ対策は遮熱鋼板+通気計画が決め手。雨量増にも重ね代・谷処理の確実性が効きます。
  • 地震リスクへの配慮としても、軽量化のメリットは長期にわたり有効。

まとめ(意思決定の指針)

  • 横暖ルーフαS=“軽量×快適×防水”の総合点が高いリフォーム屋根。
  • ベストな結果には、結露対策・通気・納まり・基準施工の4点を外さないこと。
  • 現地調査で下地と通気を必ず確認し、納まり図・工程表まで可視化できる施工会社を選ぶのが成功の近道です。

参考・一次情報(章末に集約)


要点

  • メリット:軽量で耐震有利/遮熱・断熱・遮音の総合力/多層防水と施工安定性/メンテ周期が長い。
  • 注意点:結露対策は必須/複雑形状は費用増/濃色は熱・汚れに配慮/施工品質が命。
  • 指針:通気・下地・勾配・納まり・工期の“5点”を着工前に明文化。
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まとめ|長く快適に暮らせる屋根リフォームのために

岡山市南区K様邸の施工事例を通して、スレート屋根の劣化から横暖ルーフαSへのカバー工法までの流れを紹介しました。
今回の工事では、**「軽量」「断熱」「遮熱」「防水」**という屋根に求められる要素をすべてバランスよく高めることができました。
仕上がりの美しさだけでなく、室内の快適性と安心感も大きく変わったことが、お客様の声からも感じられます。

屋根を軽く、家を強く。暮らしを快適に。

横暖ルーフαSは、わずか約5kg/㎡の軽量構造で、地震時の建物への負担を軽減。
さらに遮熱鋼板+断熱ウレタンフォームにより、夏の暑さを抑え、冬の熱逃げも防ぎます。
岡山のように日射が強く湿気が多い気候では、この“軽くて強い金属屋根”が非常に相性の良い選択です。

見た目が美しくなるだけでなく、
暮らしの安心と快適を取り戻す——それが今回の屋根リフォームの本質です。


メンテナンスコストを抑えて長く使える

横暖ルーフαSは塗装メンテナンス周期が長く、再塗装まで15〜20年を目安に使えます。
スレート屋根のように10年ごとに塗り替える必要がないため、長期的にはコストを抑えられるのも大きな魅力です。
また、定期的な点検と簡単な清掃を行うことで、30年クラスの耐久性を維持できます。


専門家が勧める“カバー工法”という選択

カバー工法は既存屋根を撤去しないため、

  • 工期が短い(今回は屋根本体5日・全体10〜12日)
  • 廃材が少なく環境負荷を抑えられる
  • 屋根を葺き替えるより費用が20〜30%軽減できる
    という大きなメリットがあります。

岡山エリアでも、築20〜40年の住宅を中心に横暖ルーフによるカバー工法が増加傾向にあります。
断熱材一体型で快適性が高く、重ねても重くならない点が選ばれる理由です。


今後のメンテナンスと安心サポート

施工完了後は、**定期点検(2〜5年ごと)**を実施。
棟板金やシーリングなどの経年チェックを行うことで、長期保証にも対応可能です。
屋根の状態を記録した「施工完了報告書」もお渡しし、**リフォーム後の安心が“見える化”**されています。


岡山市で屋根リフォームを検討中の方へ

岡山は夏の暑さ・雨量・地震の揺れといった屋根に厳しい環境が揃う地域。
だからこそ、軽量で高性能な金属屋根=横暖ルーフαSは理にかなった選択です。
築20〜30年を過ぎた屋根は、一度専門家による点検をおすすめします。

現地調査・見積りは無料です。
屋根の状況を丁寧に診断し、最適なリフォームプランと費用の目安をご案内いたします。


参考・一次情報

FAQ(よくある質問)

Q1.カバー工法だと屋根が重くなりませんか?
A.横暖ルーフαSは約5kg/㎡級の軽量金属屋根です。スレートや瓦より大幅に軽く、重ねても構造負担の増加は小さく抑えられます(下地健全性の確認が前提)。

Q2.工期はどのくらいですか?生活への影響は?
A.屋根本体の施工は約5日、足場や役物加工・最終点検などを含めて全体で10〜12日が目安です。室内工事は基本なく、通常の生活のまま進められます。

Q3.夏の暑さや雨音は改善しますか?
A.表面の遮熱鋼板と裏面の断熱材一体構造により、日射の影響や金属の響きを抑えます。2階の“こもり熱”や雨音の体感が穏やかになった事例が多いです。

Q4.雨漏りが心配です。防水は大丈夫?
A.改質アスファルトルーフィング(下葺き)+本体の重ね代・役物納まりによる多層防水です。メーカー基準に沿った施工で長期的な防水性を確保できます。

Q5.勾配や防火など、採用条件はありますか?
A.横暖ルーフαSは最低勾配2.5寸以上が基準です。防火は**飛び火性能DR-1892(1)**に適合します。谷や壁際などは施工マニュアル通りの納まりが必須です。

Q6.保証内容はどうなっていますか?
A.αSは塗膜のひび・割れ・剥がれ:15年赤錆:20年穴あき(腐食貫通):25年が目安です。外観(褪色)の長期保証はプレミアム系のみで、αSは対象外です。

Q7.メンテナンスは必要?どの程度の頻度ですか?
A.2〜5年ごとの点検と簡単な清掃を推奨します。棟板金やシーリングの経年確認で、耐久性と保証の実効性を高められます。

Q8.うちの屋根でもカバー工法は可能ですか?
A.下地(野地板)の健全性、既存スレートの状態、勾配などの条件によります。現地調査で通気計画(換気棟等)と合わせて可否を判定し、最適な工法をご提案します。

この記事の著者

<名前 / Name>  
岡山リフォームBlog代表よしのり 
<実績 / Achievements>
20年間大手ハウスメーカーのリフォーム部門で営業・設計・現場管理を学ぶ。営業所長・エリアマネージャーを歴任。累計100棟以上の住宅リノベーションを担当し、現在は地元で地域密着リフォームを実践しています。最新のリフォームの情報やノウハウをブログで公開します。                          <資格 / Qualifications & Certifications
二級建築士・二級建築施工管理技士・既存住宅状況調査技術者・古民家鑑定士一級・外装劣化診断士

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