ROOGA(ルーガ)の魅力と注意点|岡山で選ばれる理由と他屋根材との徹底比較

「瓦の重さで地震が不安…」「スレート瓦は安いけど長持ちするの?」屋根リフォームを考える方の多くが、同じ悩みに直面します。日本瓦は美しいが重量があり、ガルバリウム鋼板は軽いが金属音や断熱性に不安が残る。その中で注目されているのが、ケイミューの新素材瓦ROOGA(ルーガ)です。軽さと耐久性を両立し、和洋どちらの住宅にも馴染むデザイン性が魅力です。本記事では岡山の気候(地震・台風・豪雨・強い日射)を踏まえ、ROOGAの特徴、メリット・デメリット・他の屋根材との比較、施工事例から補助金制度の活用法まで徹底解説します。

屋根のリフォームを考える時、瓦だと重くて地震に弱いって聞くけど軽い金属屋根ってデザインがシンプルでお家に合わない事もあるよね?そんな時どうしたら良いのかな?

「瓦=地震に弱い」って単純には言えないんだけど、、重さが耐震性に影響するのは確かな。
今回は、そんな悩みを持つ方に従来の瓦の弱点である重さを克服し、見た目が瓦のように重厚感がありつつも台風や地震に強い防災瓦「ルーガ」を紹介して徹底解説していくよ!

ROOGA(ルーガ)とは?|岡山で注目される理由
ROOGA(ルーガ)=樹脂混入繊維補強軽量セメント瓦
ケイミュー株式会社が開発した 次世代ハイブリッド瓦「ROOGA」 は、軽量セメントに繊維を混合した特殊素材で、瓦の重厚感と金属屋根の軽さを両立した屋根材です。
岡山県のように「地震」「台風」「夏の日射」「豪雨」など自然災害リスクがある地域では、耐震性・耐候性・デザイン性をバランスよく兼ね備えた屋根材として注目されています【ケイミュー公式】

開発の背景
従来の陶器瓦は「美しい・長持ち」という強みがある反面、重さによる耐震リスクが大きな課題でした。一方で、ガルバリウム鋼板などの軽量金属屋根は「軽い・安い」が魅力ですが、遮音・断熱・高級感の不足がデメリットでした。
2006年(平成18年)に瓦の重厚感と金属屋根の軽さを両立する新素材として登場しましたが、当時は「瓦の重さが耐震性の弱点になる」という社会的な課題が強く意識されており、阪神淡路大震災(1995年)以降、軽量屋根材の需要が急速に高まっていました。この流れの中で、「軽くて強い次世代瓦」としてROOGA(雅・鉄平)が誕生しました。
素材と構造
- 素材:無機繊維補強セメント(繊維強化セメント板に近い技術)
- 構造:表面は塗膜で保護され、耐候性・退色性に優れる
- 重量:陶器瓦の半分以下(参照:ケイミューHP)
ROOGAの雅・鉄平両デザインは、陶器瓦の一般的な重量(約40〜60kg/㎡)
に比べて軽量です。公式仕様では、
雅デザインで約 68kg/坪(約20.6kg/㎡)
鉄平デザインで 約76kg/坪(約23.0kg/㎡) とされています。 - 強度:独自の加圧成形で、落下物や衝撃にも割れにくい
この軽さと強度の両立により、「地震に強い」「台風に耐える」という防災性能が注目されています。
岡山での適合性
岡山は「地震・台風・ゲリラ豪雨・夏の猛暑」にさらされる地域。
ROOGAは以下の点で有利です。
- 軽量 → 地震時の揺れを軽減
- 高耐候性 → 強い日射や台風にも対応
- 遮音性 → 豪雨時でも金属屋根より静か
- デザイン → 和風・洋風どちらにも合うため地域全体で採用しやすい
まとめ
ROOGAとは、「瓦の美観と金属屋根の軽量性を融合させた次世代の屋根材」。
岡山のように災害リスクと強い日射のある地域で、耐震・防災性・デザイン性を総合的に求める方にマッチする屋根材です。

ROOGA 雅と鉄平の違い|デザインと重量比較
ROOGAには大きく分けて2種類のデザインがあります。
- ROOGA雅(みやび):陰影が映える和風寄りのデザイン。伝統的な住宅に調和。
- ROOGA鉄平(てっぺい):自然石を模したシャープなデザイン。モダン住宅に人気。
重量(公式仕様)
- 雅:約68kg/坪(20.6kg/㎡)
- 鉄平:約76kg/坪(23.0kg/㎡)
(参考:陶器平板瓦は約140kg/坪、金属屋根は約20〜25kg/坪)
→ 瓦の厚みを持ちながら、陶器瓦の約半分の重さで設計されています。
ROOGA 雅(みやび)の特徴

- デザイン性
・日本瓦のように丸みのある曲線。
・一枚ごとの凹凸感が強く、屋根全体に「陰影(いんえい)」が生まれる。
・和風住宅や寺社建築、入母屋屋根(いりもややね)との相性が抜群。 - カラーバリエーション
・黒・銀黒・赤系など伝統色が中心。
・外壁が白壁や木目調サイディングの住宅と調和しやすい。 - 印象
・「格調高い」「伝統美」「重厚感」というワードがぴったり。
・岡山の古民家リフォームや和モダン住宅でよく選ばれる。
ROOGA 鉄平(てっぺい)の特徴

- デザイン性
・天然石の「鉄平石(てっぺいせき)」を模した平板形状。
・シャープでフラット感が強く、屋根がすっきりと見える。
・寄棟・切妻のシンプルな屋根や、洋風・モダン建築に映える。 - カラーバリエーション
・グレー、ブラウン、ブラック系などシックな色味が多い。
・金属サイディングやタイル調の外壁との相性が良い。 - 印象
・「モダン」「スタイリッシュ」「都会的な高級感」というイメージ。
・岡山の新築住宅(特に分譲地や洋風デザイン住宅)で採用されることが多い。
共通する点と比較表
共通する点
- どちらも重量は陶器瓦の半分以下。
雅:葺き上がり 約68kg/坪(≒20.6kg/m²)
鉄平:葺き上がり 約76kg/坪(≒23.0kg/m²) - 耐久年数は30年以上が目安。
- 専用の施工体制が必要(ケイミュー認定施工店推奨)。
ケイミュー認定のROOGAショップリスト(全国)
ケイミュー認定のROOGAショップリスト(岡山)
雅と鉄平の比較表
項目 | ROOGA 雅(みやび) | ROOGA 鉄平(てっぺい) |
---|---|---|
デザイン性 | 日本瓦のような丸みを帯びた曲線。陰影が生まれ重厚で伝統的。 | 天然石「鉄平石」を模した平板形状。シャープでモダン、すっきりとした印象。 |
相性の良い住宅 | 和風住宅・和モダン住宅・古民家リフォーム・入母屋屋根。 | 洋風住宅・シンプルモダン住宅・分譲地の新築・タイル調外壁の家。 |
カラーバリエーション | 黒・銀黒・赤系など伝統的な和色。 | グレー・ブラウン・ブラック系などシックで現代的。 |
印象・雰囲気 | 「格調高い」「伝統美」「重厚感」。街並みや和建築との調和性が高い。 | 「モダン」「スタイリッシュ」「都会的」。外観を洗練させたい住宅に最適。 |
※どちらも重量は陶器瓦の半分以下。期待耐用年数は30年以上ですが、立地条件や施工精度により差が出ます。
選び方の目安(プロの視点)
- 雅(みやび) → 和風住宅や和モダン住宅、街並みに伝統的な調和が必要なエリア。
- 鉄平(てっぺい) → シンプルモダン・洋風住宅、外壁がタイルやサイディングでシャープな印象の家。

簡単に言えば、雅は「和の格調」、鉄平は「モダンでシャープ」。
岡山だと「古民家リフォームや純和風住宅には雅」「分譲地の新築や洋風デザイン住宅には鉄平」と住まいの雰囲気に合わせて選ばれるケースが多いかな。

和風でも洋風でも、いろんなお家に合わせることが出来るなんて。
もっとルーガの事が知りたくなったわ!
ROOGAのメリット6選とデメリット5選

ではここからROOGA(ルーガ)のメリットとデメリットを解説していくよ。特徴を理解すればそれぞれの家の屋根リフォームに適しているかわかってくるよ!

どんなに良い屋根材もデメリットはあるからしっかり勉強しなきゃ!
ROOGAのメリット6選
1. 軽量で耐震性に優れる

- 重量:雅:葺き上がり 約68kg/坪(≒20.6kg/m²)
鉄平:葺き上がり 約76kg/坪(≒23.0kg/m²)
陶器瓦(40〜60kg/㎡)の半分以下。 - 耐震性:地震力は建物重量に比例。ROOGAは軽量設計のため、従来瓦より建物の揺れを抑えやすい。
2. 耐用年数の目安:30年以上(条件付き)
- ROOGAの促進耐候性試験および実施工の事例から、「期待耐用年数30年以上」という目安が示されています。ただし、立地条件(海に近い、風当たり・日射が強い等)、屋根勾配、流れ長さ、下地・防水シート・板金部の施工品質によっては、この目安より短くなることもあります。
3. メンテナンスコストが低い

- 金属屋根のように塗装更新は基本的には不要。
- 陶器瓦のように「割れ」や「ズレ」の補修も少ない。
- 点検は板金部や防水シート中心で済み、ランニングコストを抑えられる。
4. デザインの幅広さ

- 雅(みやび):伝統的な瓦の曲線 → 和風・和モダン住宅に最適。
- 鉄平(てっぺい):フラットで石肌調 → 洋風・モダン住宅に最適。
- 外観や街並みに合わせて選べる柔軟性。
5. 遮音性・断熱性に優れる


- 遮音・断熱性:厚みがあるため雨音が静かで、夏の直射日光の熱伝導も金属屋根より緩やか。
6. 防災性能が高い


- KMEWの社内試験では風速60m/s相当で飛散しにくい結果。(試験条件の値であり、実環境を保証するものではない)(参照:ケイミューHP)
- 豪雨や飛来物にも強く、災害リスクの軽減に役立つ。
ROOGAのデメリット5選
1. 初期費用が高い
- 30坪住宅の葺き替えで150〜200万円前後。
- ガルバリウム(100〜150万円前後)やスレート(80〜120万円前後)より高め。
- ただし「長寿命+低メンテ」を考えるとトータルでは割安になるケースも多い。
2. 葺き替えが基本、重ね葺きは条件付きで検討可
リジュー工法(重ね葺き)の適用条件
ケイミューの仕様により、ROOGA を重ね葺きする場合は以下すべての条件を満たす必要があります:
- 既存屋根材が「平形スレート」または「アスファルトシングル」であり、厚さ 7mm以下であること。 KMew
- 既存の下地が「健全」であり、新築同等の強度・防水性を有していること。腐朽・歪みがないこと。 KMew
- 対象建物の構造耐力・耐震性に問題が無いこと。重ね葺きによる屋根荷重増加が耐震設計の範囲内であること。 KMew
- ROOGA の施工時に登録施工店(ROOGAショップ等)かつ設計施工マニュアルに従った施工であること。
これらの条件が揃わない場合は、葺き替えを選ぶ方が安全性・保証・長期性能の面で無難です。
3. 施工できる業者が限られる
- ROOGAは専用部材・専用工法を用いるため、施工経験のある認定業者でないと施工不良のリスクが高い。
- 岡山でも扱える施工店は限られるので、業者選びが重要。
ケイミュー認定のROOGAショップリスト(全国)
ケイミュー認定のROOGAショップリスト(岡山)
4. 金属屋根よりは重い
- ガルバリウム鋼板:約5kg/㎡に比べると4倍。
- 「できるだけ軽くしたい」という目的だけなら金属屋根が優勢。
5. 色展開が少なめ
- 雅は黒・銀黒・赤系、鉄平はグレーやブラウンなど落ち着いたカラーが中心。
- 外壁や好みによっては「色の選択肢が少ない」と感じる場合もある。
専門家視点のまとめ
ROOGAは「軽量・耐震・長寿命・デザイン性」のバランスに優れた屋根材です。
一方で「初期費用の高さ」「カバー工法NG」「施工業者の制限」といった点がデメリット。
岡山での実務的な提案としては、
- 長期的に安心して暮らしたい方 → ROOGAはおすすめ。
- 予算優先・カバー工法希望 → ガルバリウムや石粒付き鋼板も候補。
メリット(◎) | デメリット(△) |
---|---|
陶器瓦の半分以下の軽さ(約20kg/㎡)で耐震性に優れる | 初期費用がガルバリウムやスレートより高め |
期待耐用年数30年以上と長寿命(ただし施工精度・立地・板金・防水シートの状態による) | カバー工法には基本的に不向き(葺き替え専用) |
塗装不要で、メンテナンスコストが低い | 施工できるのは認定・経験のある業者に限られる |
和風(雅)・洋風(鉄平)どちらの住宅にも対応 | 色展開が少なく、外壁や地域の景観に合わせにくい場合あり |
遮音・断熱性に優れ、岡山の豪雨や猛暑にも適合 | 金属屋根よりは重く、軽量化だけを重視するなら不利 |
台風・強風にも強い防災性 | 下地が劣化している場合、補修費用が追加になりやすい |
※耐用年数・費用は一般的な目安です。立地条件・施工精度によって変動するため、必ず現地調査と公式情報を確認してください。
他屋根材との比較表(ガルバリウム・和瓦・スレート他)
ガルバリウム鋼板との比較
- 重量:ガルバは約5kg/㎡で最軽量級。ROOGAは雅:約68kg/(≒20.6kg/m²)、鉄平:約76kg/坪(≒23.0kg/m²)で軽量かつ質感重視。
- 耐久:SGLなら25〜35年クラス。立地(塩害・日射)で差が出る。
- 快適性:遮音・断熱・意匠でROOGAが有利な場面が多い。

和瓦との比較
- 耐久:和瓦は50年以上の実績。ただし重量増による耐震課題。
- 意匠:伝統的な街並み・社寺建築は和瓦が第一選択肢。
- ROOGA:瓦の趣を保ちつつ軽量化できる中庸解。
スレート・ディプロマットスターとの比較
- スレート:コストは低いが耐久は15〜20年で塗装必須。
- ディプロマットスター(石粒付き鋼板):軽量・高耐久。見た目の「金属感」は好みが分かれる。
- ROOGA:高級感と長寿命のバランス良し。
それぞれの屋根材との比較表
屋根材 | 重量(坪) | 耐用年数目安 | カバー工法 | メンテ頻度 | デザイン性 |
---|---|---|---|---|---|
ROOGA雅 | 約68kg | 30年以上 | 条件付き可 | 低 | 和風住宅に最適 |
ROOGA鉄平 | 約76kg | 30年以上 | 条件付き可 | 低 | モダン住宅に最適 |
陶器瓦 | 約140kg | 40〜50年 | 不可 | 中 | 高い重厚感 |
ガルバリウム鋼板 | 約20〜25kg | 25〜35年 | 可 | 中 | シャープな印象 |
石粒付鋼板 | 約30〜40kg | 30年以上 | 可 | 低 | 高耐久+洋風 |
※条件や立地により実際の耐用年数・費用は変動します。
施工方式|葺き替えが基本、条件付きで重ね葺き(リジュー工法)も可
1. 葺き替え工法(基本)
- 内容:既存の屋根材(瓦・スレート・金属など)をすべて撤去し、防水シートも新しくやり直してからROOGAを葺く方法。下地の状態も確認出来て安心。状況により下地の増し張りや張替えを選択する。
→ 耐久性・防水性・保証適用の面で最も安心。 - メリット
・下地が確認できるので、雨漏りリスクを根本的に解決できる。
・期待耐用年数(30年以上)を最大限に発揮できる。(ただし施工精度・立地・板金・防水シートの状態による)
・屋根重量を数トン単位で軽くできるので、耐震性が大きく改善。 - 注意点
・廃材処理費が発生(特に古い瓦は処分費がかさむ)。
・工期はリジュー工法(重ね葺き)より長め。
2. リジュー工法(条件付き重ね葺き)
重ね葺きを検討する条件
- 既存の屋根材が 平形スレートまたはアスファルトシングル で、厚さ 7mm以下 であること。
- 野地板や下地全体が腐朽・変形・防水不良などがなく、構造的に健全であること。
- 建物の耐震設計において、屋根荷重の増加が許容される構造であること。
- ROOGAショップなど、ケイミューの認定施工業者が、施工マニュアルに準拠して施工すること。
これらの条件が揃わない場合は、葺き替え工法を選ぶ方が安全かつ保証・耐久性の面で有利です。
3.耐用年数と保証
- 期待耐用年数:30年以上(立地・勾配・施工精度で変動)
- 公式保証(新築限定):
- 本体保証10年(対象=雨水浸入防止)
- 色保証10年
- 適用条件=新築住宅/ROOGAショップ施工/施工基準遵守/適切なメンテナンス実施
➡ リフォームは原則対象外。施工業者独自保証を必ず確認してください。
➡ 保証対象外の例:ひび割れ・色あせ・外部要因による破損など。
まとめ
- 施工方式:ROOGAは葺き替え工法が基本。リジュー工法は重量・雨仕舞の観点から条件付き施工。
- 耐用年数:30年以上が目安。ただし施工精度・立地・板金・防水シートの状態で寿命が変わる。
- 岡山での実務:地震や台風に備える意味でも、下地からやり直す葺き替え+定期点検がベストプラン。
- 保証:製品保証10年(新築限定/ROOGAショップ施工/基準順守)、色保証10年
項目 | 葺き替え工法(推奨) | カバー工法(重ね葺き) |
---|---|---|
工法の内容 | 既存屋根を撤去し、下地を確認。防水シートも新設してROOGAを施工 | 既存屋根の上に新しい屋根材を被せる(ROOGAは非推奨) |
重量の影響 | 屋根全体を軽量化でき、建物の耐震性が向上 | 既存屋根に重量を上乗せするため、構造負担が増す |
耐用年数の目安 | 約30年以上(下地を確認できる・防水シートも刷新するため寿命を最大化) | 屋根材寿命は長くても、下地劣化の影響で20年前後で補修が必要なケースあり |
防水性 | 新しいルーフィングにより雨漏りリスクを低減 | 既存下地を活かすため、雨仕舞の不具合が残りやすい |
費用感 | 150〜200万円前後(30坪葺き替え目安、廃材処理費含む) | 工事費は安いが、ルーガでは非対応。ガルバ屋根等が主流 |
適合性 | ROOGAを使うならこちら一択 | ROOGAは重いため不向き。他の軽量金属屋根材を検討 |
※耐用年数・費用は一般的な目安です。立地条件・施工精度により変動するため、必ず現地調査で確認してください。
ROOGA(ルーガ)の施工事例
施工事例①:カラーベスト→ROOGA(雅)
工法:葺き替え工法
地域:岡山県玉野市
工期:約35日
Before:色褪せと苔が発生したカラーベスト屋根

After:ROOGA(ルーガ)雅 モダン・ブラックに葺き替え

施工事例②:釉薬瓦→ROOGA(雅)
工法:葺き替え工法
地域:岡山県岡山市東区
工期:約30日
Before:色褪せと変色している釉薬瓦

After:ROOGA(ルーガ)雅 モダン・ブラックに葺き替え

施工事例③:セメント瓦→ROOGA(鉄平)
工法:葺き替え工法
地域:岡山県岡山市中区
工期:約30日
Before:色褪せと苔・カビが発生したセメント瓦

After:ROOGA(ルーガ)鉄平 ストーンシルバーに葺き替え

施工事例④:カラーベスト→ROOGA(鉄平)
工法:葺き替え工法
地域:岡山県岡山市中区
工期:約30日
Before:色褪せと苔が発生したカラーベスト屋根

After:ROOGA(ルーガ)鉄平 ストーンブラウンに葺き替え


元の屋根が釉薬瓦やセメント瓦・カラーベスト屋根まで、いろんな屋根からのリフォームに対応できるのがROOGAの良いところね!デザインも高級感があるからおススメの屋根材です。
岡山で使える補助金・減税制度(2025年度版)
岡山市スマートエネルギー補助金
- 太陽光・断熱改修などと組み合わせた場合に活用できる年度制度。
- 屋根改修単独では対象外のケースもあるため要確認。
出典:岡山市公式PDF(住宅用スマートエネルギー補助金ガイド)
国の住宅省エネ2025事業
- 断熱改修・省エネ機器導入と併せたリフォームで補助対象になり得る枠組み。
- 補助額は内容により数十万円規模。工事契約前の申請・登録事業者経由が基本。
出典:住宅省エネ2025キャンペーン
屋根単独では対象外だが、断熱改修や太陽光発電と組み合わせると補助対象となる可能性あり。
岡山市 木造住宅耐震診断・耐震改修補助
- 対象:昭和56年5月31日以前着工の一戸建て木造住宅(地上2階以下)
- 除外:丸太組工法/建築基準法第38条認定工法
- 耐震診断:費用90,000円/棟(200㎡以下)→ 80,000円補助、自己負担10,000円
- 耐震改修:全体改修=工事費の4/5補助、上限115万円
- 申請期間:令和7年4月14日~10月31日(年度により変更あり)
➡ 岡山市公式ページ
倉敷市 耐震改修補助
旧耐震基準の木造住宅対象。詳細は倉敷市公式サイト。
重要:本記事の数値や制度は一般的な目安です。最終判断は「現地調査」と「最新の公式要件」に基づいてください。
専門家視点:失敗しないためのチェックリスト
1. まずは「屋根全体」で判断を
ROOGAは軽量で強い屋根材ですが、屋根材単体で家の耐震性や耐久性が決まるわけではありません。
- **下地(野地板・防水シート)**が古いままでは寿命は短くなる。
- **雨仕舞(棟・谷・軒先の納まり)**が甘いと、どんな高級屋根でも雨漏りする。
「屋根材+下地+防水」のセットで考えることが大切です。
2. 葺き替え前提で考える
ROOGAは「基本的には葺き替え推奨。ただし条件を満たす場合、重ね葺き工法(リジュー)が検討可能」
- 解体処分費はかかりますが、30年以上安心できる下地更新ができる。(ただし施工精度・立地・板金・防水シートの状態による)
- 岡山のように地震・台風・ゲリラ豪雨がある地域では「下地から刷新」が安全です。
3. 業者選びは「施工経験」を最優先ROOGAは専用部材・専用工法があり、施工には慣れが必要です。
- 施工不良の典型は「棟板金の浮き」「ケラバの雨仕舞不良」。
- 岡山の施工実績や認定施工店かどうかを確認するのが安心。
相見積もりの際は「ROOGA施工実績を見せてもらえますか?」と必ず聞いてください。
4. 初期費用と長期コストのバランス
- ROOGAは初期費用が高め(30坪で150〜200万円程度)。
- ただし塗装が不要で、定期的な大規模メンテがいらないため、20〜30年トータルでは割安になるケースも多い。
「初期投資は大きいが、将来の安心と維持費の安さで回収する」という考え方が向いています。
5. デザイン選びは「外壁との調和」まで見る
雅(みやび):和風・和モダンにベストマッチ。白壁や木目外壁に合う。
- 鉄平(てっぺい):洋風・モダン住宅に最適。タイル外壁やシックなカラーと好相性。
サンプルを屋根に置いて「外壁やサッシと一緒に見比べる」のが後悔しないコツです。
岡山では「ひとやね」という屋根・小屋の展示場があり全国でも珍しい屋根に特化した展示場があります。屋根リフォームを検討の方は、「見て・触れて・感じる」ことが出来るひとやね展示場でROOGAの質感を肌で感じてみてはいかがでしょうか?
日本最大級!屋根・小屋の展示場&コワーキングスペース「ひとやね」はこちらから

6. 補助金の活用を検討する
- 岡山市スマートエネルギー補助金や国交省の「住宅省エネ2025」事業など、屋根+断熱・太陽光と組み合わせると補助対象になる場合あり。
- 制度は毎年変わるため、契約前に必ず公式サイトで要件確認を。
※補助金制度は年度ごとに条件が変わるため、契約前に必ず最新の公式情報を確認してください。
専門家としての結論
ROOGAは「耐震・防災・デザイン・長寿命」のバランスに優れた屋根材です。
ただし「葺き替え工法が基本」「施工実績ある業者選び必須」という条件を外すと、せっかくの良い素材が台無しになることもあります。
迷っている方は、「初期費用の高さ」をどう捉えるかが最大のポイント。
長く安心して暮らす家を望むなら、ROOGAは岡山の気候に非常に適した選択肢です。
ROOGA検討時の失敗しないためのチェックリスト(5項目)
チェック項目 | 確認ポイント |
---|---|
1. 屋根全体の調査 | 野地板・防水シート・板金の劣化具合を現地調査で確認。屋根材だけでなく下地まで診断してもらう。 |
2. 工法の選択 | ROOGAはカバー工法に不向き。葺き替え前提で検討することを推奨します。 |
3. 施工業者の実績 | 「ROOGA施工実績はありますか?」と確認。専用工法に慣れた認定施工店が安心。 |
4. コストと将来性 | 初期費用は高めでも、30年以上塗装不要で長期的には維持費が安く済むかを確認。 |
5. デザインと景観 | 雅は和風・和モダン、鉄平は洋風・モダンに調和。外壁や街並みに合うかサンプルでチェック。 |

ここまでROOGAについて紹介しましたがいかがでしたか?ROOGAは屋根リフォームを検討する際の選択肢として十分な性能とコストパフォーマンスがあります。これから屋根のリフォームを検討中の皆さんの参考になれば幸いです。
FAQ:ROOGAを選ぶ前に知っておくべきこと
Q1: ROOGAは本当に地震に強いですか?
A1: 従来の陶器瓦の半分以下(約20kg/㎡)と軽量で、建物にかかる地震時の揺れを小さくできます。ただし建物全体の耐震性は基礎や壁量など条件によって異なるため、最終判断は現地調査が必要です。
Q2: ガルバリウム鋼板と比べてどちらが長持ちしますか?
A2: ガルバリウム鋼板は25〜35年程度、ROOGAは30年以上とされます。沿岸部や紫外線の強さなど立地条件により差が出るため、耐用年数は一概に断定できません。
Q3: ROOGAのリフォーム費用はどれくらいですか?
A3: 30坪住宅での葺き替え工事なら150〜200万円前後が目安です。下地補修の有無や屋根形状によって変動するため、複数社から詳細見積もりを取ることをおすすめします。
Q4: 岡山市の補助金はROOGAの屋根改修でも使えますか?
A4: 岡山市スマートエネルギー補助金は、太陽光発電や断熱改修と組み合わせた場合に対象になることがあります。毎年条件が変わるため、必ず岡山市公式サイトで最新情報を確認してください。
Q5: わが家は葺き替えとカバー工法、どちらが向いていますか?
A5: ROOGAは基本的に葺き替えで使う屋根材です。カバー工法を希望する場合はガルバリウム鋼板や石粒付き鋼板の方が適するケースが多いため、現地調査で判断が必要です。
Q6: 洋風デザインの家にもROOGAは合いますか?
A6: はい。ROOGA鉄平は石肌調のフラットデザインで、洋風やモダン住宅にも調和します。外壁材の色やサッシとの組み合わせを工夫すれば高級感を演出できます。
一次情報リンク集
- ケイミュー|ROOGA製品ページ(製品・性能)
https://www.kmew.co.jp/shouhin/roof/rooga/ - アイジー工業|スーパーガルテクト(SGL鋼板屋根)
https://www.igkogyo.co.jp/lp/galtect/ - ディーズルーフィング|ディプロマットスター
https://deetrading.com/service/114/?utm_source=chatgpt.com - 岡山市|住宅用スマートエネルギー導入促進補助事業(令和7年度)
https://www.city.okayama.jp/ondankataisaku/0000042045.html - 国土交通省|住宅省エネ2025キャンペーン(公式)
https://jutaku-shoene2025.mlit.go.jp/
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まとめ
ROOGAは、**「軽さ」「耐震」「デザイン性」「低メンテナンス」**をバランス良く備えた次世代屋根材です。
ただし、施工条件・保証範囲・補助金制度を正しく理解し、岡山の気候・地域性に合った計画を立てることが成功の鍵です。
→ 岡山でROOGAリフォームを検討するなら、必ず施工経験豊富な業者に現地調査を依頼し、補助金制度の最新情報を確認することをおすすめします。
この記事の著者

<名前 / Name>
リフォームBlog代表よしのり
<実績 / Achievements>
20年間大手ハウスメーカーのリフォーム部門で営業・設計・現場管理を学ぶ。営業所長・エリアマネージャーを歴任。累計100棟以上の住宅リノベーションを担当し、現在は地元で地域密着リフォームを実践しています。最新のリフォームの情報やノウハウをブログで公開します。 <資格 / Qualifications & Certifications>
二級建築士・二級建築施工管理技士・既存住宅状況調査技術者・古民家鑑定士一級・外装劣化診断士