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2026年の住宅省エネ補助金まとめ速報|4つの制度をわかりやすく解説

2026リフォーム補助金
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2026年の住宅省エネ補助金は、窓リフォーム・給湯器交換・断熱改修を支援する4つの制度で構成されています。先進的窓リノベ2026、給湯省エネ2026、賃貸集合給湯省エネ2026、みらいエコ住宅2026の全体像を、対象工事や補助額の目安、併用の考え方までまとめて速報解説します。各制度の詳しい内容は、個別解説記事で順次詳しく紹介していきます。岡山県内でも、この「住宅省エネ2026キャンペーン」を活用した窓リフォーム・給湯器交換・屋根外壁の断熱改修が本格的に動き出す見込みです。
当ブログでは、とくに岡山の気候や住宅事情に合わせた省エネリフォームの視点から解説していきます。

2026年の住宅省エネ補助金とは?【まず全体像を整理】

2026年の住宅省エネ補助金は、国土交通省・経済産業省・環境省の3省が連携して実施する、既存住宅の省エネリフォームを支援する国の大型補助制度です。
対象はすでに建っている戸建て住宅やマンションなどのリフォーム工事で、

  • 断熱性能の向上
  • 給湯設備の省エネ化
  • 住宅全体のエネルギー使用量削減

を同時に進めることが目的です。


住宅省エネ2026の特徴

2026年制度の最大のポイントは、「補助制度を組み合わせて使える」点です。

住宅省エネ補助金は、工事内容を分野ごとに分けて、
以下の4制度を併用しながら活用できる仕組みになっています。


2026年に使える4つの補助制度

制度名主な対象内容補助額の目安
先進的窓リノベ2026事業内窓設置・窓交換・ガラス交換・玄関ドア断熱最大約100万円/戸
給湯省エネ2026事業エコキュート・ハイブリッド給湯器・エネファーム交換約10〜17万円/台
賃貸集合給湯省エネ2026事業賃貸住宅の給湯器一斉更新約5〜10万円/戸
みらいエコ住宅2026事業屋根・外壁・天井・床断熱、省エネ設備全般最大約100万円/戸

4制度を併用できる理由

各制度は、対象工事の範囲が重複しないよう役割分担されています。

  • 窓の断熱 → 先進的窓リノベ2026
  • 給湯器の交換 → 給湯省エネ2026
  • 賃貸住宅の給湯器更新 → 賃貸集合給湯省エネ2026
  • 屋根・床・外壁断熱、省エネ設備 → みらいエコ住宅2026

という振り分けが基本です。


併用するとどれくらいお得?

たとえば戸建ての場合

内窓設置 + エコキュート交換 + 床下断熱工事

を同時に行うと、

  • 先進的窓リノベ補助:20〜40万円
  • 給湯省エネ補助:10万円前後
  • みらいエコ補助:20〜30万円

合計50〜80万円超の補助になるケースも十分にあります。


申請の流れは?

補助金申請は、施主が自分でする必要はありません。

制度はすべて

国に登録されたリフォーム会社が、施主の代わりに申請を行う仕組み

となっています。

施主側が行うのは、

  • 相談
  • 現地調査の立ち会い
  • 見積の確認
  • 契約

までで、煩雑な事務手続きは業者側の業務になります。


重要な注意点

  • 補助金は先着順(予算消化で受付終了)
  • 制度ごとに対象要件・対象製品が細かく指定されている
  • 業者が登録事業者でないと申請できない

「使えると思っていたのに、締切終了していた」
「商品が補助対象外だった」

というケースも実際に起きています。


2026年は「省エネリフォームの最大チャンス」

4制度を合わせて使える年は限られており、
ここまで手厚く補助が出る年は非常に珍しい状況です。

特に、

  • 築20年以上の住宅
  • 窓が単板ガラス
  • 給湯器が10年以上使用
  • 屋根・外壁のメンテナンス時期

に当てはまる住宅は、補助金の恩恵を最も受けられる可能性が高いといえます。


続いて、
最も利用者が多い制度「先進的窓リノベ2026事業」について、
対象工事と補助額の目安を速報仕様で分かりやすく解説していきます。


先進的窓リノベ2026事業|対象工事と補助額の目安

※以下の金額は2025年までの制度・公表資料をもとにした目安であり、
2026年度の正式な補助額は事務局の公募要領に従います。

先進的窓リノベ2026事業は、2026年の住宅省エネ補助金の中でも、
最も利用者が多く、効果を実感しやすい人気制度です。

住宅の断熱性能は窓の影響を大きく受けており、

  • 冬の冷気の侵入
  • 夏の熱気の侵入
  • 結露の発生やカビ
  • エアコン効率の低下

といった悩みの多くが**「窓」から始まっています。**

この制度は、そうした問題の根本対策となる
**窓・玄関ドアの断熱改修に“特化した補助制度”**です。


対象となる住宅

  • 戸建て住宅(持ち家)
  • 分譲マンション

※ 新築は対象外。すでに建っている住宅のリフォーム専用制度です。


補助対象となる工事内容

工事内容概要
内窓設置(二重窓)既存窓の内側に断熱窓を設置。最も多い施工方法
外窓交換(カバー工法・はつり工法)サッシごと高断熱窓へ交換
ガラス交換既存サッシを活かしつつ複層ガラスなどへ交換
玄関ドア交換窓工事と同時施工時のみ補助対象

補助金額の目安

補助額は、

  • 窓のサイズ
  • 断熱性能のグレード
  • 工事方法

によって1か所ごとに決まります。


補助額イメージ(一般的な例)

工事内容補助額目安
掃き出し窓の内窓設置約5〜8万円/か所
腰窓・小窓の内窓約2〜4万円/か所
窓サッシの交換8〜12万円以上/か所

住宅全体での補助額イメージ

  • 主要な窓5~8か所改修
    20〜50万円前後
  • フル窓断熱(多数箇所)
    50万円以上

※ 上限は1戸あたり最大100万円程度


特に補助効果が高い住宅の特徴

以下に当てはまる場合、
窓リノベの費用対効果が非常に高くなります。

  • 築15年以上
  • アルミサッシ+単板ガラス仕様
  • 冬の窓際が寒い
  • 結露がひどい
  • 冷暖房費が高い

マンションにも使える?

はい、使えます。

マンションの場合

  • 外窓は共用部 → 交換不可なケースが多い
  • 内窓設置が基本施工

となりますが、これでも

  • 室温の安定
  • 結露対策
  • 防音効果

をはっきり体感でき、
10万円以上の補助が出るケースも珍しくありません。


給湯省エネとの併用が王道

先進的窓リノベ2026は、

  • 窓断熱 → 冷暖房費削減
  • 給湯器交換 → 給湯光熱費削減

を同時に行えるため、
給湯省エネ2026との併用が「王道パターン」です。


よくある併用例

  • 内窓設置:25万円補助
  • エコキュート交換:10万円補助

合計:35万円前後の補助

利用時の注意点

以下の確認は必須です。

  • ✅ 工事会社が登録事業者であること
  • ✅ 選定製品の型番が補助対象リストに登録されていること
  • ✅ 工事の着工日が補助対象期間に該当していること
  • ✅ 申請前の写真管理・書類作成が必要

窓リフォームは2026年がチャンス

これほど手厚い窓補助は恒常制度ではありません。

毎年、
予算枠が埋まり次第終了となるため、

「やるなら2026年が最短かつ最善」

と断言できます。


給湯省エネ2026事業|エコキュート交換はいくらお得?

※以下の金額は2025年までの制度・公表資料をもとにした目安であり、
2026年度の正式な補助額は事務局の公募要領に従います。

給湯省エネ2026事業は、家庭で使用されるエネルギーの中でも約3割を占める「給湯」を省エネ化するための補助制度です。
古い給湯器を高効率タイプへ交換することで、

  • 電気代・ガス代の削減
  • お湯切れ・温度ムラの解消
  • 故障リスクの低減

につながります。

補助対象となる給湯器

対象となるのは、以下の高効率給湯設備です。

給湯器の種類特徴
エコキュートヒートポンプ式。最も普及しているタイプ
ハイブリッド給湯器電気とガスを併用する高効率システム
エネファームガスで発電しながら給湯する燃料電池

補助金額の目安

給湯省エネ2026の補助は1台ごとの定額補助です。

機器種別補助額の目安
エコキュート約10万円/台
ハイブリッド給湯器約12万円/台
エネファーム約17万円/台

※機器の性能区分により前後します。

特に対象になりやすいケース

次に当てはまる場合、補助対象になる可能性が高くなります。

  • 給湯器の使用年数が10年以上
  • リモコンのエラー表示が増えた
  • お湯の出が不安定
  • 異音が発生している

給湯器は壊れてからだと補助対象外になるケースが出やすいため、
“完全に故障する前の交換”が補助金活用の基本です。


年間コスト削減のイメージ

給湯器を省エネタイプへ更新することで、

  • 月々の光熱費:約2,000〜3,000円削減
  • 年間:約2〜4万円削減

となる世帯も多く見られます。

窓リノベとの併用がおすすめ

給湯省エネ2026は、

  • 窓リフォーム(先進的窓リノベ2026)
  • 断熱改修(みらいエコ住宅2026)

との併用が可能です。


王道の組み合わせ例

工事内容利用制度補助目安
内窓設置先進的窓リノベ2026約20〜40万円
エコキュート交換給湯省エネ2026約10万円

合計30万円超の補助も十分可能


利用時の注意点

  • 補助申請は登録事業者のみ対応
  • 補助対象となる型番指定あり
  • 着工前の事前申請手続き必須
  • 予算枠が埋まり次第、終了

給湯器交換は2026年が好機

給湯器は生活必需設備のため、

  • 故障 → 即交換 → 補助対象外

となるケースが少なくありません。


「そろそろ交換かな…」と思っている方にとって、
2026年は最も賢く更新できるタイミング

です。


賃貸集合給湯省エネ2026事業|アパート・マンションオーナー向け制度

※以下の金額は2025年までの制度・公表資料をもとにした目安であり、
2026年度の正式な補助額は事務局の公募要領に従います。

賃貸集合給湯省エネ2026事業は、
アパート・マンションなど賃貸住宅を所有しているオーナー専用の補助制度です。
入居者ではなく、

物件オーナーまたは管理会社が申請主体

となる点が最大の特徴です。

老朽化した給湯器を高効率タイプへ一斉更新することで、

  • 設備トラブルの削減
  • クレーム対応の減少
  • 入居者満足度の向上
  • 空室対策・賃料維持

につながり、「設備更新 × 経営改善」を同時に実現できる制度として注目されています。


対象となる建物

  • 賃貸アパート
  • 賃貸マンション(1棟・区分いずれも対象)

対象工事

賃貸集合住宅の各住戸に設置されている

  • ガス給湯器
  • 従来型電気温水器

などを、高効率給湯器へ更新する工事が対象となります。


補助額の目安

賃貸集合給湯省エネ2026は、戸数に応じた定額補助です。

給湯器タイプ補助額の目安(1戸)
追い焚きなし約5万円
ドレン配管改修対応約8万円
追い焚きあり約7万円
浴室配管3本対応約10万円

補助金総額イメージ

  • 10戸アパート:50~100万円
  • 20戸マンション:100~200万円

戸数が多いほど補助総額が大きくなる制度設計となっています。


この制度がオーナーに“効く”理由

① 設備故障リスクをまとめて解消

給湯器は築10年を超えると故障が増加します。
戸別に修理・交換を続けるより、

  • 全戸まとめて更新

した方が

  • 修理対応の削減
  • 台帳管理の簡略化
  • トラブル予防

につながります。


② 空室対策・賃料維持に有効

最近の入居者は

  • 節約意識が高い
  • 設備への関心が強い

ため、

高効率給湯設備=物件の魅力アップ

となります。

③ 補助金によるコスト圧縮

通常の一斉更新よりも実質負担を数十万〜百万円単位で圧縮でき、
経営改善スピードが大きく変わります。


併用するとさらに有利

賃貸集合給湯省エネ2026は、以下の制度と併用が可能です。

  • みらいエコ住宅2026事業
    (共用部断熱、LED照明、防災改修など)
  • 先進的窓リノベ2026事業
    (共用部・条件適合箇所の開口部改修)

併用モデル例

内容補助制度補助目安
全戸給湯器交換賃貸集合給湯省エネ約120万円
共用廊下LED化みらいエコ住宅約10~20万円

合計130万円超の補助

利用時の注意点

  • 登録事業者経由でしか申請できない
  • 対象となる給湯器は事前に型番指定が必須
  • 工事着工日の要件を厳守
  • 予算到達→受付終了

オーナーが動くなら2026年

給湯設備の更新は
「いずれ必ず必要になる修繕」です。

補助金が出る年にまとめて更新するか、
自腹でバラバラに更新し続けるか

経営的に選ぶなら答えは明確です。


みらいエコ住宅2026事業|断熱・屋根・外壁を含む総合補助

※以下の金額は2025年までの制度・公表資料をもとにした目安であり、
2026年度の正式な補助額は事務局の公募要領に従います。

みらいエコ住宅2026事業は、
2026年の住宅省エネ補助金の中で最も対象範囲が広い“総合型補助制度”です。

窓や給湯器だけに限定されず、

  • 屋根・天井の断熱
  • 外壁断熱
  • 床下断熱
  • 断熱窓・玄関ドア
  • 高効率給湯設備
  • 節湯水栓・高断熱浴槽

など、「住宅全体の省エネ化につながる工事」が幅広く対象になります。


対象となる住宅

  • 戸建て住宅(持ち家)
  • 分譲マンション

※ 新築住宅は対象外。既存住宅のリフォーム専用制度です。


対象工事の例

部位主な補助対象工事
屋根・天井断熱材施工・吹付断熱など
外壁外張り断熱、断熱下地追加
床下断熱
開口部断熱窓・玄関ドア
設備高効率給湯器、節湯水栓、高断熱浴槽

補助額の目安

みらいエコ住宅2026の補助額は、改修前後の省エネ性能の向上幅に応じて決まる仕組みです。

改修規模補助額イメージ
軽微な断熱改修約20〜40万円
一部屋断熱+設備更新約40〜60万円
住宅全体の断熱改修最大約100万円

屋根・外壁リフォームと相性抜群な理由

みらいエコ住宅2026は、

屋根・外壁リフォームとの相性が非常に良い制度

です。


足場を有効活用できる

外装工事では必ず足場を設置します。その際に、

  • 天井断熱
  • 外壁断熱
  • 窓まわりの断熱補強

を同時施工することで、

工事効率が良く、コストも抑えやすくなります。


見た目+住み心地を同時改善

外壁塗装・屋根リフォームは「外観をきれいにする工事」ですが、
断熱改修をセットにすると、

  • 夏の暑さ軽減
  • 冬の底冷え改善
  • 結露対策

といった体感的な改善効果を同時に得られます。


補助金で実質負担が軽くなる

断熱工事は費用が増えがちですが、

補助金を使うことで実質負担を数十万円単位で軽減可能

となり、
「やるなら今まとめてやる」方が経済的になります。


他制度との併用で補助額アップ

みらいエコ住宅2026は、以下の制度と併用可能です。

併用相手併用例
先進的窓リノベ2026内窓設置 + みらいエコ断熱
給湯省エネ2026エコキュート交換 + みらいエコ断熱

併用モデルケース

  • 内窓設置:30万円補助(窓リノベ)
  • 床下・天井断熱:25万円補助(みらいエコ)
  • エコキュート交換:10万円補助(給湯省エネ)

合計:約65万円補助


利用時の注意点

  • 省エネ性能向上工事を必ず含める必要あり
  • 書類申請件数が多く、補助対応の経験がある施工会社選びが重要
  • 対象部材・施工方法に細かい基準あり
  • 予算枠に達し次第終了

みらいエコ住宅2026は“まとめ改修のチャンス”

外装リフォームを検討しているなら、

補助金が充実している2026年に、
断熱改修まで一緒に進めるのが最適解

です。


4制度は併用できる?おすすめ組み合わせ例

※以下の金額は2025年までの制度・公表資料をもとにした目安であり、
2026年度の正式な補助額は事務局の公募要領に従います。

2026年の住宅省エネ補助金の最大の特長は、
4つの制度を組み合わせて利用できる点にあります。

制度ごとに対象工事が分かれているため、

  • 窓の断熱 → 先進的窓リノベ2026
  • 給湯器の更新 → 給湯省エネ2026
  • 賃貸住宅の給湯器更新 → 賃貸集合給湯省エネ2026
  • 屋根・外壁・床などの断熱 → みらいエコ住宅2026

という形で工事内容を振り分けて同時申請が可能です。


併用すると何が変わる?

単体利用だけの場合と比べて、

  • 補助金総額が大きくなる
  • 工事をまとめて実施できる
  • 生活の中断が最小限になる

といったメリットがあります。


併用モデルパターン

王道パターン(戸建て向け)

工事内容利用制度補助目安
内窓設置先進的窓リノベ20〜40万円
エコキュート交換給湯省エネ約10万円

合計:30〜50万円前後


外装連動パターン

工事内容利用制度補助目安
床下・天井断熱みらいエコ住宅20〜40万円
窓断熱先進的窓リノベ20〜30万円

合計:40〜70万円前後


フル省エネパターン

工事内容利用制度補助目安
内窓設置窓リノベ25〜40万円
給湯器交換給湯省エネ約10万円
屋根・床断熱みらいエコ住宅20〜40万円

合計:50〜90万円前後


賃貸オーナー向け併用例

工事内容利用制度補助目安
全戸給湯器更新賃貸集合給湯省エネ70〜150万円
共用部断熱・照明みらいエコ住宅10〜30万円

合計:80〜180万円前後


併用時の重要ポイント

  • 1つの工事を“2つの制度で重複申請”は不可
  • 制度ごとに申請書類・写真管理が必要
  • 着工日の条件が制度単位で存在
  • 登録事業者による一括管理が必須

併用は「戦略」がすべて

補助金は、

単体工事ではなく“パッケージ化”した方が最大効率

になります。

  • いずれやる工事を
  • まとめて
  • 2026年に実施し
  • 補助金をフル活用

これが最も経済的に省エネリフォームを進める方法です。

補助金を使う前に知っておきたい注意点

2026年の住宅省エネ補助金は非常にお得な制度ですが、
基本ルールを知らずに進めると“補助が受けられない”トラブルが起こりやすいのも事実です。
以下のポイントを事前に押さえておけば、失敗はほぼ避けられます。

登録事業者へ必ず依頼する

補助金申請は、

国に登録されたリフォーム会社のみ対応可能

施主が個人で直接申請することはできません。


チェックすべき点

  • 施工会社が該当制度の登録事業者
  • 制度利用の実績・経験があるか

補助対象「型番」を必ず確認

補助対象は、

  • メーカー単位
  • 商品シリーズ単位

ではなく、

“型番ごと”に細かく指定

されています。


よくある失敗

  • 見積に型番が書かれていない
  • 同シリーズの廉価グレードを選んでしまった
  • 性能値が基準未達

見積書に「商品名+型番」が明記されているか必ず確認してください。


着工日の取り扱いに注意

補助金は、

国が定める対象着工日以降の工事のみが対象

です。


NG例

  • 契約後すぐに工事開始した
  • 一部工事のみ先行着工してしまった

→ この場合、補助金は一切出ません。

予算枠到達=即終了

住宅省エネ補助金は

  • 全国一括予算
  • 先着順受付

という仕組みです。

過去の例

  • 窓リノベが年度途中で終了
  • 給湯省エネが秋前後に締切

「そのうち検討しよう」は制度終了リスクが高くなります。

併用申請の勘違いに注意

4制度は併用できますが、

  • 同じ工事内容で二重申請は不可

  • 窓工事を
    ・窓リノベ
    ・みらいエコ

両方に申請 → 不正申請扱い

申請書類と写真管理

申請時には、

  • 工事前写真
  • 工事中写真
  • 完了後写真
  • 製品資料・性能証明

などが厳密に管理されます


手続き体制が整っていない業者だと
書類不備で差し戻し・支給遅延
が起こるケースもあります。


失敗しないための3か条

  1. 登録事業者に依頼する
  2. 補助対象の型番を事前確認する
  3. 着工日は必ず申請フロー確認後に決める

これさえ守れば、

住宅省エネ補助金のトラブルの大半は回避可能

です。


まとめ|2026年は「窓+給湯+断熱」が省エネリフォームの軸

2026年の住宅省エネ補助金は、

  • 先進的窓リノベ2026
  • 給湯省エネ2026
  • 賃貸集合給湯省エネ2026
  • みらいエコ住宅2026

という4制度を組み合わせて活用できる、
これまでにない大型のリフォーム支援制度です。

特に効果が高いのは、

「窓の断熱」「給湯器の省エネ化」「屋根・床・外壁の断熱改修」

を同時に行うパッケージリフォームで、
補助金を併用することで40万〜80万円超、条件次第では100万円近い支援を受けられる可能性があります。

今すぐ検討したい住宅の特徴

以下に当てはまる方は、補助金の恩恵を受けやすい状況にあります。

  • 築20年以上の住宅
  • 窓が単板ガラスまたはアルミサッシ
  • 給湯器を10年以上使用している
  • 屋根・外壁のメンテナンス時期が近い

2026年に動くべき理由

  • 補助金は先着順・予算消化で終了
  • 同等レベルの補助が毎年続く保証はなし
  • 工事内容をまとめた方がコストと手間を削減できる

「いつかやる」より
「補助が出る年にまとめてやる」ほうが、圧倒的に得

これが2026年最大のポイントです。

次にやるべきこと

まずは、

  1. ご自宅が補助金対象になるかの確認
  2. 希望する工事と利用できる制度の整理
  3. 補助金対応の登録事業者への早めの相談

この3ステップから始めてください。

各制度の詳しい解説はこちら

この記事では制度全体の速報まとめとして、
「利用できるかどうか」「どんな補助があるか」の全体像を整理しました。

次の個別解説記事では、それぞれの制度を

  • 実際の施工例
  • 具体的な金額シミュレーション
  • 失敗しない業者選びのポイント

まで踏み込んで詳しく解説しています。


  • 先進的窓リノベ2026 完全ガイド
  • 給湯省エネ2026 完全ガイド
  • 賃貸集合給湯省エネ2026 オーナー向け徹底解説
  • みらいエコ住宅2026 外装・断熱活用ガイド

2026年は、
省エネリフォームを“実質負担を最小にしながら実現できる最大のチャンス年”です。

まずは、ご自宅にどの制度が使えるのか、
無料の現地診断・補助金シミュレーションから一歩踏み出してみてください。

住宅省エネ補助金2026|よくある質問(FAQ)

Q1. 2026年の住宅省エネ補助金はいつから申請できますか?

A. 正確な受付開始日は制度ごとに異なりますが、例年どおりであれば春頃から段階的に受付が始まる見込みです。申請は、必ず登録された施工会社が代理で行う方式となるため、施主が直接オンライン申請する必要はありません。実際には着工スケジュールや申請枠確保の都合上、早めに相談・仮予約をしておくことが重要です。

Q2. 補助金は誰でも必ずもらえますか?

A. いいえ。
補助金は「条件を満たしたリフォーム工事を、登録事業者を通して実施した場合のみ」支給されます。

主な条件は以下です。

  • 既存住宅のリフォームであること(新築は対象外)
  • 補助対象の工事内容・性能基準を満たしていること
  • 補助対象として登録された製品・型番を使用していること
  • 工事着工日が制度の対象期間内であること

Q3. 4つの制度はすべて同時に使えますか?

A. 内容が重複しない範囲で併用可能です。
たとえば、

  • 内窓設置 → 先進的窓リノベ2026
  • エコキュート交換 → 給湯省エネ2026
  • 屋根・床断熱 → みらいエコ住宅2026

というように工事内容を制度ごとに振り分けて申請します。
同じ工事内容を2制度で同時申請することはできません。

Q4. マンションや賃貸住宅でも使えますか?

A. 利用可能です。

  • 分譲マンションの専有部分:内窓設置などで利用可
  • 賃貸住宅:賃貸集合給湯省エネ2026事業が利用可能

※ 外窓など共用部分の改修は、管理規約による制限がかかるケースがあります。

Q5. 給湯器が壊れてから交換しても補助金は使えますか?

A. ケースによっては使えない可能性があります
補助制度は

工事着工前の申請登録が必須

となっているため、
故障後すぐに「緊急交換工事」を行ってしまうと、補助金対象外となることがあります

給湯器は壊れる前の計画的な交換が補助金の基本です。

Q6. 見積書を見るときの注意点はありますか?

A. はい。最重要なのは型番の記載です。

チェックポイントは以下です。

  • メーカー名・正確な型番が明記されているか
  • 補助対象登録品番になっているか
  • 工事項目が一式ではなく明細表示になっているか

型番が書かれていない見積は、補助金申請ができない・手続き遅延の原因になります。

Q7. 補助金はいつ受け取れますか?

A. 原則として、

工事完了 → 書類提出 → 審査完了後 → 支給

という流れになります。

工事完了から振込までの目安は数か月程度と考えておくと安心です。
多くのケースでは、補助金分を工事代金から差し引いて精算する方式がとられます。

Q8. 予算がなくなるとどうなりますか?

A. 補助金は先着順の全国予算制です。
予算枠が上限に達した時点で、受付は即終了します。

過去には、

  • 窓リノベが年度途中で受付終了
  • 給湯省エネは秋前後で締切

といった事例があり、2026年も早期終了の可能性があります。

Q9. 自分の家が対象になるか簡単に確認する方法は?

A. 簡単なセルフチェックは以下です。

  • 築20年以上
  • 窓がアルミサッシ+単板ガラス
  • 給湯器が10年以上使用中
  • 外壁・屋根のメンテ時期が近い

いずれかに当てはまれば補助金対象となる可能性が高い住宅です。
正確な判断は、現地調査+補助要件チェックで行います。

Q10. まず何から始めれば良いですか?

A. 最初にすべきことは1つです。

補助金対応の登録事業者に相談すること

参考情報・一次資料リンク

この記事の著者

<名前 / Name>  
岡山リフォームBlog代表よしのり 
<実績 / Achievements>
20年間大手ハウスメーカーのリフォーム部門で営業・設計・現場管理を学ぶ。営業所長・エリアマネージャーを歴任。累計100棟以上の住宅リノベーションを担当し、現在は地元で地域密着リフォームを実践しています。最新のリフォームの情報やノウハウをブログで公開します。                          <資格 / Qualifications & Certifications
二級建築士・二級建築施工管理技士・既存住宅状況調査技術者・古民家鑑定士一級・外装劣化診断士

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